ここ数年でアフリカのバッタが大量発生しており、世界的な問題となっております。
2020年はコ■ナに相次ぎ、アフリカのバッタの大量発生で、穀物や農作物が食べられて飢饉問題が注目されています。
年々アフリカでバッタが大量発生していると、日本にも来る可能性があるのではないかと不安になります。また、日本の影響など気になります。
そこで本日はアフリカのバッタが日本に来る可能性、影響など調査してきました!
最後までご覧いただけましたら幸いです!
アフリカの大量発生しているバッタとは
名前:サバクトビバッタ
サバクトビバッタは、日本でいうとトノサマバッタに相当するバッタです。
ですが、日本のトノサマバッタは単独行動していますが、東アフリカのサバクトビバッタは色が茶色で団体で行動しています。
というのも。好条件が重なって、エサがたくさんある状況で個体数が増えると、行動や体の色、そして形態まで変わってしまいます。
サバクトビバッタは、毎日自分の体重(2グラム)と同じ量の緑の植物を食べます。
食べ物は下記のように多くの種類の植物を食べます。
農作物、非農作物のいずれも食し、農被害としてはトウジンビエ、米、トウモロコシ、モロコシ、サトウキビ、大麦、綿、果樹、ナツメヤシ、野菜、牧草地、アカシア、マツ、バナナなどが多い。さらにはバッタからの排泄物が食べ残した食物を腐らせる。
引用:ウィキペディア
2020年は東アフリカで約4000億匹のバッタがサウジアラビアからインドまで移動しています。
アフリカのバッタが日本に来る可能性
サバクトビバッタの群れは20℃以下では飛ばなくなる。標高1000メートル以上の山々は超えられないため、ヒマラヤ山脈を越えて中国から日本に来る可能性は低いです。
引用:東京新聞
ただ、可能性としては二つのルートがあり得ます。
ルート1:インドからの輸入品についてくる
上海税関は4月24日、梱包用木箱からサバクトビバッタが初めて発見されたと発表しています。
このように輸入でついてくる可能性はあります。
最近でも横浜港にヒアリが300匹以上も発見されたのが話題となっていますが、サバクトビバッタもインドから輸入してくる可能性は0ではありません。
ルート2:中国から黄砂を運ぶ風に乗ってくる
中国に侵入したバッタの大群が、黄砂を運ぶ風に乗って2000㎞の海を越え、日本列島へと飛来してくるかもしれません。
ですが中国とインドやパキスタンの間には高度8000メートルのヒマラヤ山脈があり、サバクトビバッタがヒマラヤ山脈を超えるのは難しく、中国に侵入することはむずかしいでしょう。
可能性としては低いですが、インド~中国の輸入で簡単に侵入することができます。
中国にサバクトビバッタが侵入する可能性は一定数の可能性はあるでしょう。
アフリカのバッタによる日本の影響
結論から言うとアフリカのバッタによる日本への影響は薄いです。
サバクトビバッタの大量発生地、インドでは小麦を食い荒らしており、その影響で世界では小麦の価格が上昇していますが、日本は政府が生産国から小麦を買い上げているため、価格に影響は出にくいとされています。
そして穀物の主な輸入先国は「米国」「オーストラリア」「ブラジル」「アルゼンチン」「カナダ」であるため、特には日本への影響はない。
日本への影響が薄いものの、海外では相当な大打撃です。
アフリカのバッタによる現地の影響
農業生物資源研究所で、バッタの生態を研究している田中誠二さんは以前、番組で下記のように仰っていました。
「集団によっては、幅が40キロ、長さが60キロ。
面積にすると、2400平方キロメートルくらいになって、神奈川県の面積に相当する大きな集団で動くと言われています。」引用:BS1ワールドウォッチ
「ケニアでは、7万ヘクタールの農地が被害を受けており、エチオピアでは、穀物の40%くらいが、もうすでに食べられてしまっています。
ソマリアでは、家畜用の草がほとんどなくなってしまったというくらい深刻な状況です。」引用:BS1ワールドウォッチ
東アフリカのエチオピアでは20 万ヘクタール以上の農地がサバクトビバッタの被害を受けており、100万人以上が食糧不足に直面しています。
周辺国を含めると、その数は2000万人以上の被害とみられています。
まとめ
本日はアフリカのバッタが日本に来る可能性、影響など調査してきました!
今のところアフリカのバッタが日本に来る可能性や日本への影響はありませんが、安心できません。
ヒアリなどの外来種が日本に来ていますし、サバクトビバッタが日本に来る可能性もあります。
今後のアフリカのバッタのニュースも見逃せません。
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