スーパーコンピューターの富岳が計算速度などを競う世界ランキングで1位になり、話題となっています!
富岳は計算速度は約毎秒42京回と言われていますが、「あまりピンとこない」や「イメージがつかない」、「いまいちよく分からない」という声が挙がっております。
そしてその計算速度は何に使われるのかも正直イメージがつきません。
スーパーコンピュータ富岳の計算速度が聞いたことない速度でどのくらい凄いのかわからん
— こーすけ(K.) (@tyapi7) June 23, 2020
そこで本日は『富岳』の計算速度がどのくらい速いのか、その速い計算速度の富岳は何に使われるのか分かりやすく徹底解説していきます!
最後までご覧いただけましたら幸いです!
スーパーコンピューターとは?
「スーパーコンピュータ」は、名前の通り、超高性能なコンピュータのことです。
※スパコンと略して言うこともあります
スーパーコンピュータとは、簡単に一言でいうと「とてつもなく速い計算ができるコンピュータ」です。
家庭用のコンピュータとはレベルが圧倒的に違い、比べると数十万倍も速いです。
スーパーコンピューターは主に大企業や研究機関などの組織で使用されています。
人間の頭脳や通常のパソコンでは高度な科学技術計算は膨大な時間をかけて処理しますが、スーパーコンピューターなら一瞬にして計算することができます。
現代社会に欠かせない研究インフラですね。
富岳は性能もサイズも桁違い
大きさとしては一台横80センチ、奥行き1・4メートル、高さ2・2メートル
それが432台あります。部屋1つ分くらいとかなりの大きさです。
もちろんパソコンみたいに、かんたんに持ち運ぶことはできません。
性能もサイズもパソコンとけた違いですね。
富岳の計算速度はどのくらい速い?
ではスーパーコンピューターの富岳の計算速度はどのくらい速いのか?
分かりやすく解説していきます!
富岳の計算速度は約毎秒42京回と言われていますが、どのくらいの速さなのかピンときません。
42京回の計算は簡単に言うと、地球上の全人口の70億人が電卓で24時間不眠不休で1秒間に1回のペースで計算を続け、約714日(2年)かけてようやく終わる計算スピードです。
※ちなみに一人だと126億年かかる。
富岳はなんとその計算を1秒で終わらせます。
ちなみに以前使われていたスパコン『京』の速さは、約17日間。
京より富岳はなんと40倍以上の計算速度です。
もし普通のパソコンの計算速度をカタツムリにたとえるなら、「富岳」は光の速さにもなります
富岳の計算速度は何に使われる?
現在は試験運用段階なので、コ■ナ対策のため、飛沫(ひまつ)シミュレーションなどに使われています。
今後、実装されたら、下記のようなことに使われていきます。
・健康長寿社会を実現させるために医療技術開発や薬の開発
・地震/津波の予測システムや気象、地球環境の予測の高度化
・エネルギーの創出、変換、貯蔵の技術開発やクリーンエネルギーシステムの開発
・デバイス/材料開発や近未来型モノづくり産業の開発
・宇宙の法則や進化の解明
引用:理研科学研究所
このように技術開発や天災予測などには欠かせない研究インフラとなっています。
富岳の開発により、今後の技術進歩は大きく期待できるでしょう!
まとめ
本日は富岳の計算速度はどのくらい速い?何に使われる?解説してきました!
富岳の計算速度は70億人が電卓で、約714日(2年)かけて計算し続ける速さを一秒で計算するほどの速さです。
この計算速度だと今後の技術開発には大きく進歩することが出来そうですね!
今後の富岳の活用にも注目です!
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